全米が泣いた超大作

クリスマスイブですね。冷蔵庫に食材がなく今日の夜ご飯をどうしようか悩んでいます。コンビニに買いに行くのもなんか恥ずかしいし…汗
あと7日で2014年も終わり。みなさんどんな1年でしたか?私はユートピアに就職して環境が変わり、激動の1年だったように感じます。

先日、第1回当事者女子会なるものを開催しました。参加者は6名。みんな女の子で、みんな電動車いすに乗っています。たまにはヘルパーさんや健常の友達なしで、当事者だけで集まって色々話そうよ、という一言から企画しました。大学の後輩や先輩などに声をかけて、いざ開催。
場所はカラオケ。本当はゆっくりお話できるといいなと思ったので飲食店がよかったのだけど、車いす6台も入れるお店はなかなかないですよね。カラオケならまぁなんとかなるか、ということで決まりました。

電動車いす女子だけでの女子会。どうなることやら…

まず、入り口に少しの段差があり(一応スロープがあるのですが、急勾配の意味ないやつ)、後ろにひっくり返りそうになりながら、通行人のおじさんに助けていただいて無事に入店。おじさんがいてくれてラッキーでした。
事前に予約していたので受付はスムーズに完了。その後エレベーターに乗るのですが、車いす用のボタンはないし、ドアが閉まるスピードも速いという、車いすユーザーには有名(?)な恐怖のエレベーターなのです。しかし乗る階と降りる階に誘導してくださる店員さんがいらっしゃって、無事にお部屋の階まで到着。店員さんの連携プレーがありがたかったです。
そして、お部屋まで着いてからが大仕事。6人がどのように部屋に入るのか…椅子に移乗できる人には移乗してもらって、いらない電動車いすは手動に切り替え、電動車いすを操作しながらその電動車いすを押すという、素晴らしい技術が披露されました。動画を撮ればよかったですがそのときは必死だったので忘れていました。店員さんが来たときやトイレに行くときに通れるように動線を考えたり、頭脳プレーも炸裂。一人ひとりからだの動きやすさも、できることも違うので、それぞれができることを頑張ってみんなで協力してなんとかほっと一息するまでに1時間弱かかりました。その時点でみんな疲れきっていたけれど、すごく楽しかったです。
カラオケ中も、部屋にはマイクが2本しかないから、それをバトンのようにリレーしなければならなくて、落としたら最後、拾うまでに何分かかるかわからないので、必死に手を伸ばして落とさないようにマイクリレー。これも一種のマイクパフォーマンスなのでしょうか。もうなんだか泣けてきます。感動的なシーンがたくさんありました。「人」という字は人と人とが支えあってできている。そう感じた時間でした。

ヘルパーさんや健常の友達になしに楽しめることもよかったけれど、さらに人のあたたかさを感じましたね。店員さんの対応は本当にありがたかったです。

女子会はカラオケにトークに色々盛り上がりました。ぜひ継続して開催していきたいと思います。声がかかった際は、ぜひ参加してください。そして、いつか、DVD-BOXにでもして、この超大作を広めたいと思います。


まころん@十彩